机に肘をつき、頭を支えながらボーっと窓の外を眺める学園祭の日、最初に渡部と会った瞬間の事を思い出していたあの時、、、歩がいきなり目の前に来て、、、桐島達の焼きそばの店に、先に徒仲が来て後から渡部が走ってきた、あの時であるいつもの歩だった、、、いつもの笑顔なのに、めちゃくちゃ嬉しくて、ドキドキして、、、桐島はその時の渡部の姿を思い出していたあの時は、、、久しぶりに会えたからだとか、前より好きになったからとかって思ってたけど、、、そうじゃなかった、、、桐島は視線を、窓の外から自分の机に移したもう、、、歩に会えねえような、、、そんな気がしてた、、、そんな気がしたのに会えたから、、、あんな気分になったんだ、、、その時分からなかった気持ちが、今になってやっと分かったバカみてえだよ、、、ホントはとっくに気づいてたんじゃねえか、、、歩がいなくなる事に、、、桐島はまた視線を窓に移し、外を眺めていた理由は分かんねえけど、なんとなくそんな気がしてた、、、なのにそれを認めたくねえからって、気付かねえフリして、、、改めてそう認識し直すと、更に沈んだ気分になった、、、へっ、、、かっこわりぃな、、、放課後今日は久しぶりに天気が悪く、雨が降り出しそうな曇り空だった帰宅する桐島は昇降口にて靴を履き替えていたガタッ桐島の隣で、昇降口に敷いてある木を踏む音がした、、、、不動産投資教材やっとそれだけ言った...
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- 富良野 14:07作者:太宰美緒